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製品情報

MX水位ロガーで湿地の長期間データを収集

産業:水環境調査
組織:Kjolhaug 環境サービス社
適用:住宅開発事業が近隣湿地におよぼす影響調査

ミネソタに本拠を置くコンサルタントKjolhaug 環境サービス社は、現在進行中の宅地開発事業が近隣湿地に与える水文的影響を評価するため水位モニタリングを行っている。


 
Kjolhaug社は2016年初期からミネソタツインシティメトロ地区にある湿地で植生と水文環境のモニタリングを始めた。調査の目的はミネソタ湿地保護法の要求に従い、現在工事中の104エーカの土地に130の戸建てを建設するという宅地開発事業が近隣の湿地6個に与える影響を文書化すること。
 調査の一環として、Kjolhaug社は長期的な水収支を含む影響評価のため水位モニタリングをおこなっている。
 
“データ収集の目的は湿地の水が開発事業により減少していないか、そのエリアに悪影響を与えていないか、と云う事を評価するため”と湿地生態学者のKjolhaug 環境サービス社Adam Cameron氏はいう。
 
モニタリングは工事と並行して行われており完工後も続けられる。“特に今後数年間は整地や不浸透性地表工事が何かに変化を与えていないかということに焦点をあててモニターする計画”とCameron氏はいう。
 
水位観測にはOnset社製HOBO MX2001ブルーツース通信式データロガーが使われている。そのロガーはスマホやタブレットと無線通信できる。したがって、ユーザはデータを回収するために現地までラップトップコンピュータを持っていく必要がないのと併せ、観測井戸からデータロガーを引き上げる必要もない。インターネットも必要なく、必要なのはOnset社製MX水位ロガーとモバイル端末だけ。
観測チームは合計6台のロガーを湿地に設置している。ロガーはPVC管に収め、管の周囲は砂で固め、管上部はベントナイト製キャップで保護した。
 
“ロガーはシーズンを通し水位変動を測定できるようスタンディングウォターが存在しない場所を選び、地表面から48インチとなるように設置した”とCameron氏はいう。
 
チームメンバーは2週間に一度現地を訪れデータ回収をする。データはOnset社HOBOmobile アプリをインストールしたiPhoneにダウンロードする。この無償アプリを使ってメンバーはロガーを井戸から引き上げることなく水位データを閲覧できる。またロガーの現況も同時にチェックできるので観測中のロガーの状態を確認するのに極めて便利。ダウンロードしたデータファイルは詳細分析のためスプレッドシートにエクスポートできる。またクラウドに保存し共有できる。
 
“モバイル・アプリを使ったブルーツース通信データロガーは30m離れていてもデータにアクセスできるのでロガーを地上に引き上げる必要がなく、作業時間を大幅に節約でき非常に便利。ロガーを観測井戸から引き上げなくてよいので、取り付け深度が変わりデータの誤差に繋がる心配もないのですばらしい”とCameron氏はいう。
 
Kjolhaug社は1年間のモニタリング終了後データ解析をおこない初めての年間報告書を作成する。報告書では宅地開発事業の湿地への水文的環境の影響評価をおこなう予定。

 

HOBO and Onset are tredemarks of Onset Computer Corporation, Bourne, Massachusetts(USA)

 

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