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レディーフード社のアリソン・ウイリアム氏にインタビュー

用途:ビル設備管理 
組織:Ready Foods, Inc.
対象:食品工場の温度管理

品質保証の責任者はビル設備自動管理システムのバックアップとして信頼性の高い温度モニターを必要としている。コロラド州デンバーに本社を置くレディーフード社、品質保証責任者のアリソン・ウィリアム氏にレディーフード社が現在行っている管理体制について聞いてみた。ウィリアム氏はレディーフード社の品質プログラムすなわち書類記録、HACCP管理、第三者検査など品質上の総括責任者である。

 

レディーフード社はここ数年で市場から品質上の素晴らしい評価を得ていますが、どのようにして達成しているのですか? 

 

レディーフード社は1972年にアバルカファミリーが創業しました。彼らの目標はメキシコ食品をサービス業界および小売市場に一貫して構築することでした。その中で会社は食品加工の知識を生かしてスープ、ソース、乳製品まで製品の幅を拡大してきました。わが社にとっての最重要点は顧客に満足してもらうことです。わが社がこれまで発展できたのは、常に法令を順守し高品質の製品をタイムリーに顧客に提供してきたからだと思います。食品の安全は我々が取り組む最重要課題で、わが社が信頼できる人材、技術をその分野につぎ込む理由はそこにあります。

 

温度モニターは事業運営上どのような役割があるのですか? 

 

わが社の製品はすべて厳格な温度モニターが必要です。原材料から製品までです。 温度モニター用として冷蔵保存場所ではオンセット社のHOBO UX100熱電対(サーモカップル)ロガーを使っています。ロガーは液晶画面表示器付きでリアルタイムで温度が確認できます。工場全般の温度モニタリングシステムとして使用しているビル自動管理システムのバックアップとして活用しています。

 

データロガーを採用するまではどのような方法でモニターしていたのですか? 

 

以前は使い捨てデータロガーを使っていました。それはカーボンリボンを用いて温度記録するタイプです。しかし、それはビル自動管理システムのバックアップ用としては効率が悪く信頼性があまり良くありませんでした。

 

温度データはどのように収集して、どのように分析するのですか? 

 

データロガーは5分間隔で自動的に計測記録します。温度が0℃から5℃の間に保たれていることを確認したいのです。収集したデータを表示して分析するにはHOBOware Proというソフトを使ってできます。分析は必要に応じてですが、確認のため最低でも1カ月に1回は行っています。

 

その技術はレディーフード社にとってどんな利点がありますか?

 

そのデータロガーは液晶画面で温度をリアルタイム表示してくれます。ロガーはバッテリー式で非常にコンパクトなのでどこにでも移設できるというのも便利です。ビル自動管理システムが停電などの影響で停止しても正確なデータを記録しているので安心です。 

 

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HOBO and Onset are tredemarks of Onset Computer Corporation, Bourne, Massachusetts(USA)

 

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