製品情報

HOBO MX800シリーズロガー(Bluetooth無線通信)

Onset社 水中用電気伝導率/溶存酸素/水位/温度計測データロガー

ホボMX800シリーズロガーは、Bluetooth通信型水位計測データロガーです。

専用アプリ「HOBOconnect」をインストールしたモバイル端末とBluetooth(BLT)でワイヤレス通信でき、見通しで30mの範囲内にあるMX800ロガーの設定、データ回収、計測値の確認などの操作が行えます。

必要な計測項目に応じたセンサー(別売)をMX800シリーズロガー(MX801,MX802)に接続して運用します。

MX801は投げ込み式のため、センサー接続後に一緒に計測地点(水中)に設置します。

MX802は、専用リードケーブルを介して接続し、センサー部分のみを計測地点(水中)に設置します。MX802は地上部分に設置するため、データをダウンロードするためにセンサーを水中から引き上げる必要はありません。

型 番

MX801
投げ込み式、100m耐圧防水

 

MX802
リードケーブル式、IP67

MX800用センサー

MX800用DOセンサー
(型番:W-DO)

溶存酸素/温度

MX800用CTDセンサー
(型番:W-CTD-0X*)

電気伝導率/温度/水位

MX800用CTセンサー

(型番:W-CT)

電気伝導率/温度

*W-CTDセンサーは水位の計測範囲によって、9mタイプ(W-CTD-01)、30mタイプ(W-CTD-02)、76mタイプ(W-CTD-03)、4mタイプ(W-CTD-04)の4種類があります。

特 徴

  • BLE無線通信
  • CTセンサー/CTDセンサー/DOセンサー(それぞれ別売)から選択付け替え可能
  • 100m耐圧防水タイプ(MX801)と直読式全天候型(MX802)から選択
  • iOS、Android対応無償アプリHOBOconnect
  • ユーザー交換可能バッテリー(単3リチウム電池×4本)
  • 2センサーアダプタ(別売)で2センサー同時に装着可能

 

仕 様

■MX801、MX802共通仕様
動作環境 -40℃~50℃(凍結不可)
電波強度 1mW(0dBm)
通信距離 約30.5m(障害物除く)
ワイヤレス規格 Bluetooth 5.0
センサー接続可能数 2(*2センサー接続には別途アダプタが必要)
最長リードケーブル長(MX802のみ) 120m
計測インターバル 5秒~18時間
計測モード 通常モード(Normal)、バーストモード(Burst)、統計モード(Statistics)
スタートモード 即時スタート、インターバルスタート、タイマースタート
ストップモード メモリ満載時ストップまたは上書き、タイマーストップ
水検知機能(MX801のみ) 浸水時及び水揚げ時にイベント記録
時間精度 ±1分/月(0~50℃)
バッテリー 1.5V単3リチウム電池×4本
バッテリー寿命

W-CTDまたはW-CT接続時: 通常2年(1分以上のインターバルにて)

W-DO接続時:通常1年(5分以上のインターバルにて)

*短い計測インターバルやサンプリングインターバル、バーストモードの使用、及び頻繁なデータ回収やアプリとの通信はバッテリー寿命を縮めます

メモリ

約730,000サンプル(4MBメモリ)

ダウンロード時間

フルメモリ:約3.5分

120,000サンプル:約1分

*ロガーとの距離は遠いほどダウンロードに要する時間が長くなります

寸法

直径:4.14cm

ロガー長さ(センサー除く):20cm

W-CTD接続時長さ:36cm

W-CT接続時長さ:33cm

マウンティングループ:1.27cm×2.26cm

質量

MX801ロガー部分のみ:224g

MX802ロガー部分のみ:226g

耐圧水深/環境レーティング

MX801:IP68;耐圧水深100m(センサー接続時)

MX802:IP67, NEMA6; 全天候型(耐圧防水ではありません)

技適マーク

取得済み

■気圧センサー仕様(MX802のみ)
計測範囲 66~107kPa、-20℃~50℃
精度*

通常:±0.2kPa

最大:±0.5kPa

分解能 <0.01kPa
応答速度(90%)** <1秒
水位精度への影響

通常:±0.075%FS, 0.3cm

最大:±0.15%FS, 0.6cm

注記

*絶対圧精度は、ドリフト、温度、ヒステリシスによる誤差も含みます。

**水中で圧力センサーが十分な温度補償を得るには20分時間を要します。急激な温度変化によって0.5%の追加誤差が生じる可能性があります。

***誤差を保つには、参照水位実測値、設置場所の水密度値、安定した温度環境が必要となります。

 

MX800シリーズロガーを運用するには、スマートフォン、タブレットに、専用アプリ「HOBOconnect」をインストールしてBluetooth通信します。Bluetooth通信では障害物を除く約30m以内の範囲にあるロガーをシリアルごとに認識します(右図)。
専用アプリ「HOBOconnect」はApp StoreもしくはGoogle Playにてダウンロード可能です(無償)。
お手持ちの端末が下記システム要件を満たしていることを確認してください。

 

hobomobile  details

HOBOconnectシステム要件(2024年10月現在)

・iOS 15以降 または Android 12以降、Windows 10以降

・Bluetooth 4.x以降 和文説明書は下記リンクへ。

HOBOconnect和文取扱説明書(pdfファイル:1.04MB)

 

MX800シリーズロガーは、データロガー部とセンサー部に分かれています。

データロガー部は投げ込み式の「MX801」・リードケーブル式の「MX802」の2種類。

MX801は、耐圧水深100mで接続したセンサーとともに設置場所に設置します。

MX802は、全天候型ですが耐圧防水ではないため、本体は地上部に設置し、必要な長さのリードケーブル接続して、その先端にセンサーを接続します。
センサーは、計測項目に応じて、CTDセンサー(電気伝導率/温度/水位)、CTセンサー(電気伝導率/温度)、DOセンサー(溶存酸素/温度)より選択できます。

リードケーブルの選定

リードケーブル種類 型番
MX800用リードケーブル1m長 CABLE-W-1.0
MX800用リードケーブル2m長 CABLE-W-2.0
MX800用リードケーブル5m長 CABLE-W-5.0
MX800用リードケーブル10m長 CABLE-W-010
MX800用リードケーブル15m長 CABLE-W-015
MX800用リードケーブル30m長 CABLE-W-030
MX800用リードケーブル60m長 CABLE-W-060

 

 

HOBO and Onset are tredemarks of Onset Computer Corporation, Bourne, Massachusetts(USA)

 

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