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アフリカ サブサハラ土壌水収支研究

 

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年間降水量1000mm以下のアフリカ サブサハラ(サハラ砂漠以南)では住民が必要とする十分な農作物の生産に常に苦労している。問題解決の方法を見出すため定期的な研究がおこなわれている。しかし、生態系の共同研究員のトレーシー・ベーカー博士によれば“問題解決の下地となる長期基礎研究にはほとんど注意は払われていないのが実情”という。

 

ベーカー博士は国際農業開発機構のノーマンボーログ研究所と一緒に活動を行っている。研究所ではアフリカの研究活動用に多くのホボデータロガーを使っている。サンド川の水位ロガーや転倒マス雨量計、気象観測システム(気温、湿度、降水量、大気圧)、土壌水分センサーなどである。これらのデータロガーはリンポポ地区北部のウクリマ農場にこの2月に設置された。

 

“これらの観測機器は降水量が農場の地表水流と地下水の水サイクルにおいてどのように分割されるかの考えを研究者がまとめる端緒になると思う”とベーカー博士はいう。また収集したデータはその地域の農場が最良の管理手法を開発するのに活用されるだろうし、生態系を研究するデータとしても大いに活用できる。

 

ベーカー博士は“湿地の水収支を理解することは農業生産のための技術を開発する上での第一歩となるだろう”とも付け加えた。

 

 

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