製品情報

データロガーで収穫魚の保存管理

用途: 保存
産業: 漁業
組織: Silver Bay Seafoods, LLC

漁業における収穫魚の保存管理には大変な努力が必要だ。毎年、漁業は全職業の中で最も危険な職種の一つとしてリストされる。アラスカにおいては厳寒、荒天によるしけ、凍結した甲板などの要因が加わりリスクは更に高くなる。

 

漁業で成功するには漁業従事者がこのようなリスクと闘うだけではなく捕穫した魚の保存管理もうまくおこなう必要がある。アラスカを拠点とする水産加工会社、シルバーベイ水産では捕獲魚の損害を最小限にすることが極めて重要と考えている。捕獲したニシンや鮭を保存管理するためにシルバーベイでは“ホボ”データロガーを使い保存タンクの温度状態をモニターしている。

 

シルバーベイの工場長、Wayne Unger氏はモニター計画を管理している。“水産加工の一工程として捕獲した魚の鮮度を維持管理している。品質を維持するためには保存タンクの温度が華氏34度(摂氏1度)に保たれていることを確認する必要がある”という。

 

タンク内の温度条件がシルバーベイの品質基準以内に維持されていることを確認するためにUnger氏はオンセット社製ホボU14LCDロガー(外部温度センサー付)を採用した。

 

ホボU14ロガーは漁労作業員が温度をいつでも直接目で確認できるように液晶ディスプレイが付いている。
“自分たちの全ての漁船にはデータロガーが装備されている。捕獲した魚を保冷し鮮度の維持を証明するのが我々の方針だ。ロガーで記録したデータはトレーサビリティの観点からも納入ごとにファイルとして保存している”とUnger氏はいう。

 

Unger氏のチームは収集したデータを分析するのにそのロガーのアプリケーションソフトHOBOwareを使っている。このソフトはデータのグラフ表示、数表表示、解析、ファイルの印刷などが迅速・簡単に行える。

 

“ロガーを使うことで全員が正直になる。何か問題があれば記録データを見ればすぐに確認できるし、何よりも品質についての心配を削減できることで作業員がより良い仕事ができる”とUnger氏は締めくくった。

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HOBO and Onset are tredemarks of Onset Computer Corporation, Bourne, Massachusetts(USA)

 

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