製品情報

美術館でデータロガーを活用

産業:ビルの性能評価
組織:トロント大学アートセンター
適用:美術館保存環境の適切化

環境管理は美術館にとって越えなければならない難題の一つだろう。美術館は展示品を長期間良好な状態で安全に保存することを保証することで美術品の提供者や後援者を安心させる必要がある。

 

人は広範囲の環境に比較的容易に適応できるが美術品はそうではない。例えば紙製のものは温度が8℃上昇するごとに劣化率は倍になる。高レベルの湿度(RH)はカビ発生原因となり金属腐食につながる。またRHレベルの変動は木材、革、象牙など有機材を損傷する要因にもなる。これらの材料はRH変動による収縮・膨張の影響で亀裂、変形を起こす可能性がある。

 

これら美術品に影響を与える環境、温度・湿度を継続的にモニターするためデータロガーを使用する美術館がだんだん増えてきている。データロガーはマイコン、メモリー、センサー、バッテリーを内蔵し、それだけで機能する小型スタンドアローンデバイスだ。ほとんどのデータロガーは記録したデータはパソコンに導入したアプリケーションソフトを使いグラフ表示や分析が行える。小型ゆえ温度・湿度モニターの重要な展示室でも場所を選ばず使用することができる。

 

トロント大学アートセンターは3か所にアートギャラリーを保有し、そのような環境管理目的でデータロガーを導入したユーザだ。

 

全文を読む:http://www.onsetcomp.com/content/data-loggers-help-art-centre-preserve-collections

 

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