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サンゴ白化現象と水温の影響に関する研究

 

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M.W.ミラー、G.A.ピニアック、D.E.ウイリアムズの科学者グループはナバッサ国立野生生物保護区(Navassa National Wildlife Refuge)の支援によりサンゴの白化現象と水温の関連性についての研究をおこなった。サンゴの活力は海水性原虫の共生に深く依存している。原虫がサンゴを白く傷つけているその過程は白化現象と考えられる。サンゴの白化現象は広範囲に発生しており、特にカリブ海において拡大してきている。

 

研究活動は大陸の人間活動が海洋環境における熱や水質に与える影響が最小となるようカリブ海ナバッサ沖において行われた。

 

2006年4月、ナバッサ島周辺4箇所のサンゴ礁域にダイバーがHOBO水温データロガーを設置した。同年11月、温度データは回収され評価が行われた。HOBOデータロガーは研究者が必要とする重要なデータをすべて記録していた;(a)水温、(b)水温が記録された日時、(c)ロガーを設置した4つの異なる場所

 

データは水深の浅い場所で8月中旬に、深い場所では9月初旬に水温は30℃を超え、その状態は全ての場所で10月中旬まで続いたことを示した。表層下の総平均温度は29.12±0.84℃で、全記録温度範囲は26.43℃~30.90℃であった。最低は4月27日にConch Northで、最高は9月22日にLulu Shallowで記録された。

 

研究者グループはこの収集したデータを使ってサンゴの白化現象と(a)白化が起こった場所の温度、(b)起こらなかった場所の温度とを調べ相関関係をまとめた。また白化予想との比較も行った。

 

更に詳細を読む:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0272771410003380

 

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